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シク、最小の先高高度で、もとの位置にもどることができる。
中心にはいったと思ったときは、そのままのバンクで飛行せずに、バンクを浅くして、最小沈下速度の機速に変えることも必要である。それは、しばしば、大きいサーマルのふちにあるときとか、弱い方の中心にはいることもある。4−22図のC機の位置を見つける。A機やB機のようにしてはならない。
このようなことは、十数機のグライダーが、同じサーマルの中にはいって飛行している場合には、よく見かける状態である。
マックレディーリング
マックレディーは、アメリカの気象学者であり、著名なグライダーマンである。グライダーで野外飛行をするとき。サーマルとサーマルの間をもっとも有効に飛行する方法をグライダーの固有の性能やサーマルの強さ等から作図した。
作図の例。平均上昇速度を4m/sしたときの方法。
1. 縦軸の平均上昇速度4の点からポーラー曲線に接線を引き、その交点をAとする。
2. A点から横軸に垂線を引き、横軸との交点をBとする。Bは、その機体の4m/sのときの飛行速度である。
3. ABの延長線と、平均上昇速度4m/Sの点から横軸に平行に引いた線の交点をCとする。
4. 平均上昇速度1から各点ごとに、1〜3の作図を繰り返し、C’、C”、C'''を得る。Cの各点を、

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